「掃除機をかけたいけど、音が気になるから時間帯を選んでしまう」
子育て中の方や集合住宅にお住まいの方なら、一度はそう思ったことがあるんじゃないでしょうか。特にハンディクリーナーは手元で使うからこそ、モーター音が耳につきやすいんですよね。
そこで今回は、実際の使用感や数値データをもとに、本当に静かで使いやすいハンディクリーナーを厳選してご紹介します。選び方のポイントも一緒にお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください。
静かなハンディクリーナーはなぜ必要?騒音の目安を知ろう
掃除機の「音」って、意外と感覚だけで選んでしまいがちです。でも、実際に数値で見てみると選びやすさが格段に上がります。
まず知っておきたいのは、私たちが「静か」と感じる目安は50dB前後だということ。参考までに、図書館の中がだいたい40dB、普通の会話が60dB、電話の呼び出し音が70dBくらいと言われています。
つまり、掃除機の運転音が60dBを切ってくると「あ、意外と静かだな」と感じられるレベル。50dB台なら、夜中でも周囲をあまり気にせず使える静かさです。
最近のモデルは吸引力を保ちながら静音化が進んでいて、数年前では考えられなかった静けさを実現している製品も増えてきました。音を抑える技術が進歩したおかげで、「パワーが欲しいけど音は嫌」というわがままも叶う時代になっているんです。
静かなハンディクリーナーを選ぶ3つのポイント
「静音」と一口に言っても、チェックすべきポイントはいくつかあります。ここでは、失敗しないために押さえておきたい3つの軸をお伝えします。
運転音の数値を必ずチェックする
当たり前のようで意外と見落としがちなのが、カタログや製品ページに記載されている「運転音」の数値です。記載がない場合はメーカーに問い合わせてみるのも手ですし、実際に店頭で試せればベスト。
目安としては、55dB以下なら「静か」、50dB以下なら「かなり静か」と判断していいでしょう。比較検討の際は、必ず同じ「dB(デシベル)」表記で比べてくださいね。
モーターの種類にも注目する
静音性を語るうえで外せないのがモーターです。ハンディクリーナーに使われるモーターは大きく分けて2種類あります。
- ブラシレスモーター:摩擦が少なく、運転音が小さい傾向があります。寿命も長く、効率もいいので、静音かつ高性能なモデルに多く採用されています。
- ブラシ付きモーター:構造上どうしてもブラシの摩擦音が出るため、ブラシレスに比べると音が大きくなりがちです。
「静かさ」を最優先するなら、ブラシレスモーター搭載モデルを選ぶのが確実な方法と言えます。
ハンディタイプならではの「近距離」を意識する
これが意外と盲点です。スティック掃除機と違って、ハンディクリーナーは耳のすぐそばで使いますよね。テーブルの上の食べこぼしを取ったり、車のシートを掃除したり。
つまり、同じ55dBでも、耳元で使うハンディタイプのほうが体感的には大きく感じるんです。それを踏まえると、より一層静かなモデルを選ぶ価値が出てきます。逆に言えば、スティック型の静音モデルをハンディとして使うのも賢い選択です。
静かなハンディクリーナーおすすめ5選
それでは、静音性に優れたハンディクリーナーを5つご紹介します。ハンディ専用機だけでなく、ハンディとしても使えるスティック型も含めてピックアップしました。
1. 静音性とパワーを両立:マキタ 充電式クリーナ CL002G
業務用工具でおなじみのマキタが作ったハンディクリーナーです。
実測値で約64dBと、後述するモデルに比べれば少し高めではありますが、そのぶん吸引力はさすがのひと言。紙パック式なのでゴミ捨ての際にホコリが舞わず、アレルギー体質の方にもおすすめできます。
「多少の音より、しっかり吸ってくれること」を優先したい方にぴったりの一台。車内清掃やDIY後の片付けなど、パワーが求められるシーンで頼りになります。
2. 圧倒的な静けさを体感:シャープ RACTIVE Air EC-SR11
検証データで約55dBという驚きの静かさを記録しているスティッククリーナーです。ハンディユニットとしても使えるので、今回のテーマにドンピタのモデル。
軽量設計で取り回しが良く、ちょっとした隙間掃除にもストレスなく使えます。深夜に子供がお菓子をこぼしても、これなら起こさずにサッと掃除できますよ。
3. 小回りの効く実力派:ダイソン V8 Focus Clean (HH15)
もはや説明不要のダイソン。このV8シリーズは、ハンディクリーナーとしての使い勝手が非常に高く評価されています。
サイクロン方式ならではの持続する吸引力に加え、ハンディモードにすると小回りが抜群。静音性についての公式な数値は控えめですが、実際のユーザーからは「思ったより静かで夜でも使える」との声も多く聞かれます。
何より、隙間ノズルやブラシノズルなどのアタッチメントが豊富で、家中のありとあらゆる場所をこれ一本で掃除できる万能さが魅力です。
4. 紙パック式でお手入れ簡単:マキタ 充電式クリーナ CL108FD
先ほど紹介したマキタの別モデルですが、こちらはより軽量で、女性や高齢の方でも扱いやすい設計です。
運転音は実測で約62〜63dBほど。特筆すべきは、片手でサッと使える気軽さと、紙パック式ならではのお手入れの簡単さ。やはり、ゴミ捨て時にホコリが飛び散らないのは掃除機本体を清潔に保つうえでも大きなメリットです。
5. 深夜の掃除の強い味方:パナソニック コードレススティック掃除機 ハンディタイプ
パナソニックのハンディタイプは、吸引力と静音性のバランスが非常に良いことで知られています。カタログスペックだけでは分からない、実際に使った時の「静けさ」に定評があります。
特に、深夜のリビングやキッチンでのちょっとした掃除に最適。壁ぎわのゴミを吸い取る性能も高く、「音を抑えたいけど、しっかり掃除したい」という願いを高い次元で叶えてくれます。
集合住宅でも気兼ねなく使うための注意点
最後に、アパートやマンションにお住まいの方に向けて、掃除機の音に関するちょっとしたコツをお伝えします。
いくら静かなハンディクリーナーでも、使い方次第で音の伝わり方は変わります。例えば、フローリングの上で使うときは、ノズルが床に当たる「ガツガツ」という接触音が意外と響くもの。吸音マットを敷く、あるいはラグの上で使うだけでも、階下への音の伝わり方はグンと減ります。
また、壁にノズルをぶつけてしまうのも大きな音の原因。ゆっくり丁寧に扱うだけで、同じ掃除機でも体感音量はかなり変わるんです。
どうしても音が気になる場合は、昼間のうちに大まかな掃除を済ませておいて、夜はハンディクリーナーで「つまみ食い掃除」をするだけにする、といった時間帯の使い分けも賢い方法ですよ。
さて、今回は静かなハンディクリーナーに焦点を当てておすすめモデルをご紹介しました。騒音値を一つの基準にすることで、自分にぴったりの一台が見つけやすくなったのではないでしょうか。
静かな掃除機は、単に「音が小さい」だけじゃないんです。家族の時間を守り、周囲への気遣いを形にしてくれる、毎日の暮らしをちょっとだけ快適にしてくれるパートナーです。この記事が、あなたの掃除のストレスを少しでも減らすきっかけになれば嬉しいです。
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